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- 断捨離・ミニマムな暮らし

私の両親は昭和の初め生まれの80代。先日母親が入院しまして、その隙に実家の汚部屋掃除に取り組みました。断捨離です。
自分の家なら、さっと物をすててしまえば済すみます。でも、何故だか恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。複雑な気持ちです。
今回は、何故、両親の部屋が汚部屋になってしまったか、高齢者が片づけられいないのかの原因を考えてみました。
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親の世代が部屋を片付けられない理由
何故、両親、特に母親が片づけられないかを掘り下げて考えてみました。
世代の差と「もったいない精神」
世代の差によって断捨離を実行しにくい世代と、難しい世代があります。
戦中、戦後、もののない時代を生き抜いてきた80代の両親は「もったいない」精神が強いです。母親は「モノがないっていうのはね・・」が口癖です。小さなころ苦労した切実な状況を語る母の表情をみると、「断捨離だから」といって捨てるのは、正直心が痛みますし、そもそも「断捨離」は無理です。
姉は50代、私は40代。あまり変わらない世代と感じていましたが、「断捨離」に関しては別。私の方が、ざっくりモノをすてていきます。一緒に掃除をしていると「モノに対する」意識の違いを度々感じます。幼い頃からモノが豊かにあっただからこそ、思い切って断捨離できるのだと実感します。
片付けは身体の負担が大きい
片付け・収納は意外に身体に負担がかかります。
棚の下にいれたものを取り出す時にかがみますよね。この行動自体が、年を取ると負担に感じます。実際、私も40歳をすぎて、重い鍋をシンクの下から取り出すのが面倒だと感じるようになりました。
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そのため、年を取ると、取り出しやすい場所にモノをおくようになり部屋が散らかります。
収納場所がおぼえられない
年を取ると、何をどこにしまったか、思い出せなくなります。
ミニマリスト的には「だからこそ、捨てる」という発想になりますね。でも、皆が皆、捨てられれる人ばかりではありません。
あれこれ探す時間ももったいない。探すのが身体に負担がかかる。だから、手の届く範囲に普段使う物をおいておこう!という発想になるのではないか、と想像します。
年を取ると視力が低下する
視力が低下すると、こまかいゴミやほこりが見えにくくなります。これは私自身、40代になってから、実感したことです。
先日、母親が「こげ茶」と「黒」の色の区別がつきませんでした。驚きです。その年代になってみないと、どのように視力が低下していくのかは実感しにくいです。
なので、若い世代が気になって仕方ない汚れも、高齢になると「汚れ」に見えないのではないでしょうか。
まとめ
汚部屋を目の前にすると、複雑な気持ちになります。
とかく厳しく断捨離して、物を捨てがちですが、両親に寄りそって「何故、部屋がちらかってしまったか」を考えると、「暮らし全体」に工夫が必要だとわかりました。
無理に断捨離はしたくありませんが、母親は喘息がひどいため埃は厳禁です。父親と母親が快適に暮らせるレベルまで片付けができるのを目標に取り組んでいきます。
次回は、来週の水曜日に実家にいってきます。なかなか手ごわいですが、姉と協力をして頑張ってきます。