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手書き家計簿の最高峰ともいえるのが「羽仁もと子」先生の家計簿。興味のある方が多いと思いますが、つけるのに難しいという評判なんですよね。
挫折してしまう人も多いという声もちらほら。
そこで今回は、羽仁もと子の婦人之友の家計簿にチャレンジしてみた感想をブログで紹介しますね。興味のある方は参考になさってくださいね。
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羽仁もと子の婦人之友の家計簿は挫折する?
羽仁もと子先生(以下敬称略でいきます)の考案した家計簿。実際に3年つかってみましたが、メッチャ難しかったです。
ちなみに私、経理を20年近くやっていて、FPの資格もっているので、結構知識はある方だと思うんですよね。でも、難しい。挫折寸前でしたよ。
挫折したり続かなかった理由は以下の通り
- 実際に私がやってみて、難しかったのと、おそらく「これが原因で皆さん挫折するじゃないかな?」と思うのが以下の理由です。
- ・項目分けが難しい
- ・書く項目が多い
- ・簿記の概念がないと理解しずらい
○○費、の項目が多いです。あれ?これって何費だっけ?と最初はイチイチ迷います。まよったら、問い合わせて聞く先があるんですが、忙しかったりすると電話もしきれません。そうなるとだんだん面倒になってきます。
基本、家計簿は2冊セットです。現金出納帳と、あともう1冊。この2冊って転記や重複する項目があるので、書く量が多いんですよね。時間がないと、これも後回しになってやりきれなくなります。
あと、簿記の概念がないと「なんでこれ、こうするの?」と理屈が難しいかもしれません。考え方さえわかれば簡単なんですけどね。
なので、家計簿初心者の方はいわんや、難しいと感じるのも当然(だと思います)。挫折上等!くらいでチャレンジしてみる方が、逆に続くはず。
じゃ、難しかったから、やめた方がいいかというと、そうでもないです。もう1ランク、違う家計管理を目指すなら是非チャレンジしていただきたいデス。
難しくてもつけ続けることに意味がある家計簿です。
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羽仁もと子の婦人之友の家計簿を実際にやってみた感想
この家計簿を付け続けたことで、私には以下のメリットがありました。
- 家庭を1つの組織としてみる
- お金の流れを意識できる
- 量を意識した概念をとりいれる
- 記録する大切さを習慣ずける
これを身につけ、家計管理が格段に楽になりましたよ。まず、家庭を1つの組織として考えます。
自分、夫、子供と1つのグループです。自分さえ我慢すればいいというのは基本ナシ。できるだけ、家族や生活に、まんべんなくお金を使っていきます。
そのために予算を組むのですが、1年目は予算なんて立てられません。2年目もあんまりうまくいかない。それを調整していくのが「家計簿」の役割なんで、全然OKだと思います。
また、お金の「流れ」を意識できます。キャッシュフローって考え方があって、結局はうまく入ってくるお金と出て行くお金の計算さえつかめれば、かなり高額の買い物もできますよ。
また金額と量を把握することで、割高・割安などの考え方が身につきます。、節約をするのなら「量」を少なくするか、それとも「価格」を安いものにするかですよね。そのアタリの調整をしていくのにも記録が役に立ちます。
トイレットペーパーの紙の質を落として、長さを確保するみたいな感覚ですね。細かいですが、1個ずつ量だけ確保して単価を下げていくと、日用品って結構な節約になりますよ。
まとめ
家計簿初心者の方には向きませんが、ある程度、付け続けたことがある「実績」のある方は是非チャレンジしてほしい家計簿です。
続けるコツとしては「最初から完璧につけようとしない」ことですかね。
ピッチリつけてらっしゃる方もいますが、私の場合はお金の流れさえつかめればいいと思ってるので、こまかくないです。でも節約になってますし、お金がなくなったらどうしよう、なんて根拠のない不安はなくなりましたよー。
興味がある方は、是非チャレンジしていただきたい家計簿です。